根管治療、CTとマイクロスコープ
虫歯ができ、進行すると、歯医者では歯の神経治療を行います。
『根管治療』とも呼ばれるもので、字の通り歯の根の治療です。
根管治療は虫歯が進行して歯の内部の神経にまで感染が進んでしまった場合に行う治療です。
特殊な器具を使い、歯の内部の感染物質を取り除くこと、根の先端に出来てしまった膿の袋を無くすこと行います。
しかし,上のイラストのように歯の内部はかなり複雑な構造をしており、千差万別、同じ個人でも同じ根管形態なことはありません。
加えて、歯の大きさは平均して幅11mm程です。
小さい歯のさらに内部の治療です。
歯の根管治療、大変な治療に聞こえてしまったでしょうか?
当院では①CT、②マイクロスコープという道具を用い、一見大変そうな治療を適切に確実に行なっております。
今回はこの二つの機材についてご紹介します。
①CT
CT撮影と言うものは精密なレントゲン撮影です。これを行うことで1本1本の歯の形態を正確に知ることができ、口腔内から見ることができない複雑な根形態も把握することができます。
②マイクロスコープ
根幹の形態を把握したら後は感染物質の除去を行なっていきます。
小さい歯のさらに小さい内部の状態を肉眼で確認するには限界があります。そのためマイクロスコープという機材を用い、最大肉眼の32倍という高倍率化で根管内を目で見て確認します。
これらの機材を用い、正確な診断の上で根管治療を当院では行なっています。
歯にお悩みの方、ぜひ一度ご相談ください。
歯科医師 安倍