子どもの歯並びについて
皆さんこんにちは!
歯科医師の小山です。
先日、3歳になる甥っ子の歯並びについて聞かれたことがあり、
同じ疑問を持つ方もいらっしゃるのではないかと思い、
今回は乳歯列期の歯並びについてお話しさせて頂きます。
『乳歯が生え揃ったけど、歯と歯の間に隙間がある。これって普通?』
多くの永久歯は乳歯と比較して一回り大きくなります。
そのため、乳歯の段階で隙間なくピタリと生え揃っていると永久歯への生え変わりの際、スペースが足りなくなってしまい、歯並びがガタガタになってしまう可能性があります。
なので、乳歯の段階では隙間がある方が理想的です。
それでは、この隙間がないから歯並びが悪くなると心配される親御さんもいらっしゃるかもしれません。
ですが、この隙間がなければ歯並びが悪くなるというわけではありません。成長するにつれて顎が成長し、スペース不足をうまく解消できることもあります。
また、小児期において歯並びが悪くなる原因の一つに「口腔習癖」というものがあります。
指しゃぶりや、口呼吸、歯ぎしり、爪を噛んでしまう癖など無意識に行なっている癖のことです。これらの癖は歯や口の周りの筋肉に影響を与え、歯並びが悪くなってしまう可能性があります。
お子さんのこれらの癖の改善のお力になれるかもしれません。
心当たりのある方は是非、ご相談下さい。
今回は簡単に小児の歯並びについてお話しさせて頂きましたが、大切なのはお子さんの将来を見据えて幼いうちから歯並びについて考えてあげることです。
少しでも気になることがある方は、お気軽にお尋ねください。お待ちしております。
歯科医師 小山怜鷹