入れたその日に、すぐ噛めるインプラント【即時荷重】
先日、インプラントメーカーNobel Biocare主催のスキルアッププログラムに参加してきました。テーマはインプラントの即時荷重についてです。
■ 即時荷重 とは?
インプラントを埋入したその日のうちに仮歯を装着し、噛めるようになって帰っていただける手術です。
※ 通常、インプラント治療では、骨とチタンが結合するまで3ヶ月ほど待つことが多いです。そして結合を待ったのち、仮歯を入れて初めて噛めるようになります。
実際にインプラントを希望する患者さんたちからは、
「すぐに噛めるようになりたい」
「できればその日のうちに・・・」
という声も、多く耳にします。
当院では、インプラントの手術その日から噛める状態にする
【即時荷重 immediate loading】という手法も行っています。
無歯顎の患者さんが、取り外し式の入れ歯ではなく、
固定式の歯を入れて噛めるようになることも可能です。
もちろん即日で治療が可能です。
当院では、インプラント治療を行う前には必ず、CTを撮影し、緻密な診査・診断を行います。具体的には骨の状態(骨密度・骨幅・高さ・骨質・骨欠損状態)、他の歯との兼ね合いなど様々な要素を考慮し、インプラント幅径・長さ・位置・角度をコンピューター上で綿密に設計していきます。
患者さんの希望があれば、インプラント即時荷重が適応かどうか判断することができます。一般に治療方法は一つではありません。まずは精密なCT診断を受診されることをおすすめ致します。
治療の選択肢を複数知った上で、ご自身の希望と照らし合わせて、ベストとなる治療方法を選択していくことが大切です。
歯科医師 池