1回の食事で噛む回数
突然ですが、噛む回数を意識した事はありますか?
日本人の食生活が欧米化して、噛む回数が急速に減っていきています。現代人の平均咀嚼回数は平均で620回です。
なんと卑弥呼3990回、源頼朝2654回、徳川家康1465回1回の食事で噛んで食事をするそうです。
卑弥呼は私たちの約6倍も噛んで食事をしていたそうです。
卑弥呼の食事 源頼朝の食事
徳川家康の食事 現代の食事
なぜ咀嚼回数が急激に減ったかというと、ハンバーグなどの柔らかい食べ物が主流になり、あまり噛まなくても飲み込めるようになったことが原因です!
噛む回数が少なければ、それだけ短時間で食事が済み合理的に思いますが、噛むという行為は頭や顎の骨、筋肉の発達を促進し、さらには大脳の働きを活性化する働きもします!
また、噛む事により唾液の分泌も促進され、消化を助け、
口の中を洗い流す効果もあります。
そして、虫歯や歯周病予防にもなります!
唾液の分泌がよくなり、唾液に含まれる免疫物質が細菌を減少させるため、口腔内の清潔が保たれ、むし歯や歯周病の予防につながります!
よく噛むと少ない量でも満腹感が得られ、肥満の予防にもなるので、急がずゆっくりと食事をとったり、一口30回目安によく噛んで食べましょう!
噛むということは、私達にとってとても健康によく、大切な事です。
ぜひ噛む回数を意識しながら食事をしてみてください。
歯科助手 小嶋